★床ずれ防止のためにPOINT★ 3つの視点から、床ずれ防止を考えましょう。POINT傷をつくらないためのケアご本人の体を積極的に動かすこと、または動ける状態をつくることを考えてください。車いすやベッド上でのずり落ちや、ベッド上から引き上げの際の摩擦など、ご本人に加わる力をなるべく少なくしましょう。POINT★★ 床ずれ防止には、次のような用具が有効です。POINTPOINT★★★ マットレスの種類について知っておきましょう。POINT●そのほか床ずれ予防に有効なもの静止型と圧切替型オーバーレイとリプレイスメント床ずれ防止用マットレスは、圧力の切り替えの有無により静止型と圧切替型の2種類に分けられます。体にかかる圧力のポイントを電動で切り替えることができる圧切替型は、重度の床ずれの方に有効です。マットレスの設置方法には2つのタイプがあります。マットレスの上に敷いて使う「オーバーレイタイプ」、ベッドに直接敷いて使うマットレス不要の「リプレイスメントタイプ」。両方を兼用できるタイプもあります。21床ずれを防ぐには、栄養状態の管理なども含めた「トータルケア」が重要です。全身の健康管理栄養状態が悪いとやせて骨が出てしまい、外部の力に対する皮膚の抵抗力が弱くなり、床ずれのリスクが高まります。失禁や発汗による皮膚の湿潤も床ずれになりやすい状態をつくるので、防ぐケアや入浴の支援が大切です。生活のトータルケアマネジメント床ずれの予防には、毎日の生活において適切な姿勢や動作を行うためのケアが大切です。活動性の向上のためベッドを離れ、リフトや車いすを使い、ご本人の生活範囲の拡大を心掛けましょう。マットレス (P.22〜)柔らかく体圧分散性に優れたマットレスが、床ずれ予防には適しています。リフト (P.64〜)リフトでの移乗機会を増やすことは、床ずれ対策にもなります。クッション (P.29・30)体が動いた時に形が崩れず、反発が少ないものを選ぶと良いでしょう。車いす (P.31〜)身体に合った車いすを選べば、座圧分散に有効な身動きがしやすくなります。体位変換器 (P.28〜)スライディングシートなどを使い、体位変換時の摩擦を抑えます。スキンケア清拭にさいしては強くこすらないなど注意が必要です。医師に相談しましょう。
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